キッチンの小型家電は、気づけば増えていたり、逆にずっとそこにあるだけで存在を忘れてしまっていたりします。今回は、長年の付き合い方が違う3つの家電——電気ケトル、ミキサー、ハンドミキサー——を手放した話です。
電気ケトル:壊れたら、迷わず処分
わが家では、まだ駆け出しの頃、保温式の電気ポットを使っていました。そうしたご家庭は、今はもう少なくなっているんじゃないでしょうか。はっきりとは覚えていませんが、ティファールの電気ケトルがまだ日本で登場して間もない頃だったと思います。当時のCMで「寝坊して慌てる家族の中、小さな男の子がスイッチを押すとあっという間にお湯が沸く」というのを見て、電気ケトルに興味を持ったのを覚えています。
「熱いお茶やコーヒーを飲みたい時に、パッと沸かして飲む方が無駄がないんじゃない?」と母に提案し、電気ケトルに切り替えました。
それ以来、判断基準はシンプルです。壊れて使い物にならなくなったら、迷わず処分。これまでも何台か買い替えを繰り返してきました。同じものを大事に長く使うというより、「使えなくなったら手放す」というルールだけを決めておくと、判断に迷う時間そのものがなくなります。
ミキサー:老朽化と、使う頻度の変化
ミキサーは、私が小学生の頃から使っていたものでした。かなり場所を取っていたことに加え、カッター部分のゴムがかなり硬化していて、老朽化も感じていました。使えないことはないけれど、かなり古い。それに、最近はミックスジュースなどをほとんど作らなくなっていました。
使う頻度が減っているのに、場所だけはしっかり取っている。それなら、あまり場所を取らないブレンダーで十分だと思い、買い替えることにしました。
ハンドミキサー:風景の一部になっていたもの
もう一つ手放したのが、母が買ったハンドミキサーです。未開封・未使用のまま、箱の色が褪せてしまうほど長い間、そこにありました。使うでも捨てるでもなく、ただそこにある。そのうち、モノというより「風景の一部」のようになっていて、存在そのものへの意識が薄れていたんだと思います。
使う気になれないまま長く置いていたものの、処分の仕方がわからず、AIに相談してみました。「小型家電として処分すればいい」とアドバイスをもらい、ようやく手放すことができました。
まとめ
電気ケトルのように「壊れたら手放す」と決めているものもあれば、ミキサーのように「使う頻度の変化」に気づいて手放すもの、ハンドミキサーのように「風景になっていた」ことにようやく気づいて手放すものもあります。手放し方はそれぞれ違っても、根っこにあるのは「今の暮らしに合っているか」を見直す視点なんだと思います。
特に、ハンドミキサーのように「風景になっていたもの」は、意識して探さない限り、なかなか目に入ってきません。壊れているわけでも、邪魔なわけでもないからこそ、そこにあることが当たり前になってしまうんですよね。だからこそ、たまに立ち止まって「これ、今の自分は本当に使っているだろうか」と家の中を見渡してみる時間を、意識的に作ることが大切なんだと思います。
廃棄については、小型家電とはいえ家電なので、迂闊には処分できません。住んでいる自治体の廃棄基準にしたがって処分するのが確実だと思います。
いずれにしても、調理の場ではお世話になっている調理家電。手放す時は「お疲れ様でした。ありがとうございました。」と感謝の気持ちを込めることも、大切かなと私は思います。
キッチンの引き出しや棚の奥、一度開けてみてください。もしかしたら、あなたの家にも「風景になっている」小型家電が、まだ眠っているかもしれません。


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